2019/8/9〜13に、鹿児島アリーナにてインターハイ柔道競技が開催されました。
インターハイ柔道競技は各都道府県の予選を勝ち抜いたチーム 及び 選手が出場する高校生の全国大会です。
開催地は毎年変わります。
また、出場枠も基本的には各都道府県で1チーム 及び 各階級1人ですがインターハイ開催地の都道府県に限り2チーム 及び 各階級2人出場することが出来ます。
今年は鹿児島県が開催地でしたので、鹿児島県は2チーム 及び 各階級2人出場しております。
会場は?
今回の会場は鹿児島県の鹿児島アリーナでした。
最寄り駅からはタクシーで10分程度だったのですが、空港からのアクセスは悪かったです。
空港から会場の最寄り駅まではリムジンバス等の車でしかアクセスできなくて、その駅まで約40分ほどかかりました。
また、試合会場の観客席は都道府県ごとに決められており、沢山の人達が応援にくるチームや近隣の都道府県から試合の応援や観戦にくる人たちは席に座れないので、立ち見の人が多く見受けられました。
私個人の意見としては、席が予め決められてしまうと見たい試合の近くに座れないので、自由席も設けるべきだと思いました。
応援用の席も設けられていたのですが、いちいち移動するのは面倒くさいし、荷物の管理も大変ですよね。
まずはハイライトをご覧ください!
男子団体戦
男子個人戦
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男子団体は国士舘が優勝!
男子団体戦は国士舘が優勝し、高校3冠を達成しました。
昨年は高校選手権、金鷲旗は国士舘が優勝したのですが、インターハイは天理に代表戦で負けたため高校3冠は未達となりましたが、今年は見事優勝し高校3冠を達成しました。
決勝戦は、国士舘と大牟田の対戦となりました。
国士舘は決勝戦まで失点無しで勝ち上がってきたので、国士舘が有利だと思っていましたが、結果は代表戦までもつれこむ接戦となっていました。
決勝戦の対戦結果
国士舘 2-3 大牟田
先鋒:岡田 ×-〇 竹市
次鋒:道下 ×-〇 石本
中堅:林 △-△ 森
副将:藤永 〇-× 服部
大将:斉藤 〇-× 久保田
代表:斉藤 〇-× 森
大牟田はポイントゲッターの竹市選手と森選手を先鋒と中堅に配置する前勝負のオーダーに対して、国士舘はポイントゲッターの藤永選手と斉藤選手を副将と大将に配置する後ろ勝負のオーダーでした。
先鋒の竹市選手が一本勝ちし、次鋒の石本選手も一本勝ちしたため、かなりの大牟田優勢となり、中堅戦でポイントゲッターの森選手が勝利すれば大牟田が優勝できる状況となりました。
しかし、国士舘の選手は鍛えられており、国士舘の林選手は森選手ときっちり引き分けて勝負の流れを変えました。
その後、国士舘の藤永選手、斉藤選手が一本勝ちし、勝負は代表戦にもつれ込みました。
代表戦は、斉藤選手と森選手の対戦となり、斉藤選手の一本勝ちで国士舘の勝利となりました。
代表戦で勝負を決めた斉藤選手の活躍に目がいってしまいますが、私は大牟田高の森選手を引き分けに抑えた林選手こそキーマンだったと思えました。
ここで勝負の流れを変えたのは大きかったと思います。
今年の国士舘は全中優勝メンバーに林選手と斉藤選手を加えた豪華なメンバーで、高校3冠間違いなしの実力があったのですが、高校選手権と金鷲旗では大将戦までもつれ込ませ、インターハイでも代表戦までもつれ込ませた大牟田も今年は非常に強かったです。
男子個人は近藤選手と斉藤選手が2連覇
60kgは近藤隼斗選手が2連覇達成しました。
確かに強かったのですが、昨年のような勢いが無かったのが残念でしたね。
66kgは田中龍馬選手が優勝しました。
田中選手は力強く、技も切れており非常に強かったです。
81kgは竹市大祐選手が優勝しました。
竹市選手は高校選手権から注目していたのですが、81kgでは頭ひとつ抜けている存在でした。
準決勝戦では危ない場面がありましたが、しっかりと優勝し高校2冠を達成しました。
100kg超は斉藤選手が2連覇を達成しました。
準決勝戦までは1試合1分かからずに勝利し、圧倒的な存在感を見せつけていました。
高橋選手との決勝戦は、接戦となり会場中が注目する試合でした。
是非、動画で試合をご覧いただきたいと思います。
試合結果
男子団体戦
1位:国士舘高
2位:大牟田高
3位:埼玉栄高
3位:作陽高
男子個人戦
-60kg
1位:近藤 隼斗(佐賀工高)
2位:辻岡 慶次(大成高)
3位:城野 琉来(四日市中央工高)
3位:加藤 遼馬(静岡学園高)
-66kg
1位:田中 龍馬(佐賀商高)
2位:唯野 己哲(木更津総合高)
3位:幸田 朗(明桜館高)
3位:松森 秀磨(広陵高)
-73kg
1位:有馬 雄生(東海大相模高)
2位:田中 裕大(大牟田高)
3位:北條 嘉人(木更津総合高)
3位:小田桐 美生(国士舘高)
-81kg
1位:竹市 大祐(大牟田高)
2位:老野 祐平(長崎日大高)
3位:菅原 幸大(柴田高)
3位:増地 遼汰朗(安田学園高)
-90kg
1位:道下 新大(国士舘高)
2位:戸髙 淳之介(延岡学園高)
3位:田中 航太(鹿児島情報高)
3位:山里 健太(沖縄尚学高)
-100kg
1位:森 健心(大牟田高)
2位:金澤 聡瑠(木更津総合高)
3位:増田 良生(名張高)
3位:石山 陽太(神戸国際大附高)
+100kg
1位:斉藤 立(国士舘高)
2位:髙橋 翼(作陽高)
3位:園田 陸斗(九州学院高)
3位:菅原 光輝(東海大相模高)
女子団体戦
1位:富士学苑高
2位:夙川高
3位:埼玉栄高
3位:藤枝順心高
女子個人戦
-48kg
1位:古賀 若菜(南筑高)
2位:白石 響(熊本西高)
3位:中馬 梨歩(国分中央高)
3位:吉岡 光(八千代高)
-52kg
1位:川田 歩実(修徳高)
2位:東 玲奈(柳ヶ浦高)
3位:藤城 心(富士学苑高)
3位:島田 莉子(獨協埼玉高)
-57kg
1位:中水流 りり(渋谷教育学園高)
2位:袴田 佳名瑚(藤枝順心高)
3位:岡田 恵里佳(立命館宇治高)
3位:中橋 優香(創志学園高)
-63kg
1位:山口 葵良梨(大牟田高)
2位:小齊 穂奈美(富士学苑高)
3位:渋谷 萌々音(埼玉栄高)
3位:谷岡 成美(渋谷教育学園高)
-70kg
1位:朝飛 真実(桐蔭学園高)
2位:山本 杏(藤枝順心高)
3位:佐々木 南(北海高)
3位:桑形 萌花(夙川高)
-78kg
1位:黒田 亜紀(富士学苑高)
2位:池田 紅(藤村女子高)
3位:杉村 美寿希(比叡山高)
3位:松本 りづ(大成高)
+78kg
1位:米川 明穂(藤枝順心高)
2位:平野 友萌(富士学苑高)
3位:橋口 茉央(佐賀商高)
3位:田中 里沙(熊本西高)
総評
今年のインターハイも昨年に続き盛り上がりましたね。
団体戦では、国士舘高と大牟田高の対戦で盛り上がり、個人戦では斉藤選手と髙橋選手の対戦で盛り上がりました。
今年活躍した選手は、大学での活躍も期待できると思います。
また、昨年、一昨年は2年生で優勝した選手が何人かいたのですが、今年は、男子に限ってですが、2年生で優勝した選手はいませんでした。
来年の高校生の大会のレベルが落ちそうで心配です。