2019/6/8～9に、群馬県の高崎アリーナにて全日本実業柔道団体対抗大会が開催されました。
全日本実業柔道団体対抗大会は、男子は1部から3部、女子は1部から2部に分かれて、それぞれのクラスで実業団のチーム日本一を決める大会です。
男子1部は12チームだけがエントリーできる、最もレベルの高いクラスです。
男子2部は32チームだけがエントリーできる、2番目にレベルの高いクラスです。
男子3部はどのチームでも参加できるクラスです。
男子は、3部でベスト4に入ると次年度では2部に昇格し、2部でベスト4に入ると次年度では1部に昇格することが出来ます。
1部、2部で1回戦負けの4チームは、次年度2部3部にそれぞれ降格することとなります。
女子1部は選手が5人揃っていれば出場できるクラスで、女子2部は3人揃っていれば出場できるクラスです。
まずは、ハイライトをご覧ください！
YouTubeのチャンネルでは、いち早く試合の動画をお届けしていますので、チェックしてみてください！
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試合前にアトラクションが！？
大会初日の開会式の後に、地元高校生による和太鼓の演奏がありました。
力強い演奏で思わず見入ってしまいました。
男子1部は日本中央競馬会が優勝！
日本中央競馬会は、準決勝戦で旭化成、決勝戦ではパーク24Aに、それぞれ1－0の内容で勝利して優勝しました！
ポイントをとったのは、どちらも影浦選手。
特に注目したのは準決勝戦の王子谷選手との試合で、王子谷選手を場外際に押し込んで指導2を与えて、影浦選手が勝利しています。
いつも王子谷選手がやっていることを、影浦選手がやっていたという印象を受けました。
準決勝戦
旭化成 0－1 日本中央競馬会
石内 裕貴 △－△ 一色 勇輝
尾原 琢仁 △－△ ベイカー 茉秋
羽賀 龍之介 △－△ レイズ カヨル
王子谷 剛志 ×－〇 影浦 心
垣田 恭兵 △－△ 高木 海帆
決勝戦
日本中央競馬会 1－0 パーク24A
ベイカー 茉秋 △－△ 丸山 剛毅
影浦 心 〇－× 北野 裕一
レイズ カヨル △－△ 小原 拳哉
高木 海帆 △－△ 小川 雄勢
一色 勇輝 △－△ 渡辺 智斗
1部のベスト4以上になると、メンバーが豪勢ですね。
試合も非常に見応えがありました。
動画のリンクを貼っておくので、よかったら試合も見てみてください。
ALSOKは4人だけで試合に出場しており、1回戦では京葉ガスに勝利しています。
1部で4人だけで勝ってるのを見て、本当に強いチームだなという印象を受けました。
良かったら試合を見てみてください。
男子2部は了徳寺大学職員が優勝！
決勝戦は、了徳寺大学職員と自衛隊体育学校の対戦となり、結果は2-2の内容で了徳寺大学職員の勝利となりました。
了徳寺大学職員 2-2自衛隊体育学校
渡邉 勇人 〇－× 渡邊 一貴
ダニエル ディッチェフ 〇－× 石黒 亮太
込山 龍哉 △－△ 春山 友紀
阪本 健介 ×－〇 前田 宗哉
尾方 寿應 ×－〇 佐藤 正大
個人的に、自衛隊体育学校の先鋒の渡邊選手に注目しました。
年齢は37歳とのことですが、決勝にも出場されておりました。
37歳にもなって、2部で戦い続けていられることは凄いことだと思います。
男子3部は国士舘大学柔道クラブが優勝！
国士舘大学柔道クラブは、鈴木桂治元五輪チャンピオンが7年ぶりに試合に出場するということで注目されていましたね。
7年ぶりの試合とはいえ、世界のトップで戦ってきた選手ですので、組手や試合運びは未だ健在でした。
インタビューでは引退すると仰ってましたが、来年2部で試合に出場されても活躍できそうな印象でした。
女子1部はコマツが優勝！
女子1部はトーナメントではなく、リーグ戦での試合となります。
優勝決定戦は、1-1の内容でコマツの勝利となりました。
先鋒戦で芳田選手が負けてしまったので、三井住友海上火災保険が優勝しそうな雰囲気でしたが、西願寺選手が頑張りましたね。
階級が一つ下の相手とはいえ、鍋倉選手から一本取ったのは大きかったと思います。
三井住友海上火災保険 1-1 コマツ
玉置 桃 〇－× 芳田 司
舟久保 遥香 △－△ 鶴岡 来雪
鍋倉 那美 ×－〇 西願寺 里保
新井 千鶴 △－△ 大野 陽子
稲森 奈見 △－△ 冨田 若春
試合結果
男子1部
1位：日本中央競馬会
2位：パーク24A
3位：旭化成
3位：日本製鉄A
男子2部
1位：了徳寺大学職員
2位：自衛隊体育学校
3位：旭化成
3位：九州電力
男子3部
1位：国士舘大学柔道クラブ
2位：アドヴィックス
3位：前橋刑務所
3位：群馬県警
女子1部
1位：コマツ
2位：三井住友海上火災保険
女子2部
1位：ヤックスA
2位：センコー
3位：ALSOK北関東綜警
3位：ヤックスB
総評
今回、初めて全日本実業柔道団体対抗大会を見に行ったのですが、男子の1部、2部、女子の1部にはトップ選手が出場しているので非常に見応えがありました。
男子1部では、日本中央競馬会の影浦選手、ALSOKの佐々木選手、男子2部では、了徳寺大学職員の渡邉選手、自衛隊体育学校の前田選手、佐藤選手の試合が面白かったので、是非動画でご覧ください。
また、今年は鈴木桂治元五輪チャンピオンが7年ぶりに試合に出場するということでメディアにも取り上げられており、いつもより盛り上がったのではないでしょうか。
全日本実業柔道団体対抗大会は毎年開催地が変わっており、来年は兵庫県で開催されるそうです。
