全日本柔道連盟が審判の誤審に対する規定を、3月を目途に新しくつくろうとしていますね。
全日本柔道連盟は1日の審判委員会で、審判の誤審に対して新たな規定をつくる方針を決めた。全柔連主催の大会などで誤審が認められた場合、試合を担当した審判員に降格や資格停止、文書による指導などの形で措置を下す方向で検討。3月の理事会で正式決定する。
引用元:朝日新聞デジタル
ちなみに発端となった試合の動画です。
17:00からご覧ください。
コメント欄も荒れていたので興味がある方はYouTubeチャンネルからご覧ください!笑
この試合では2点問題があったと思いました。
①誤審を迅速に指摘できなかった
この試合は、主審1人、副審2人、ジュリー1人の4審制で行われていました。
審判も人間ですから間違いを起こすこともあると思います。
ただ、主審がルールを誤認識していたとしても、他の審判3人の内1人くらいは正しいルールを認識していた人もいたはずです。
上記のことを前提に書きますが、主審の誤りを迅速に指摘出来なかったシステムに問題があった思いました。
抑え込みから再開しているので、最終的に審判側も誤審を認めていますからね。
もっと早くに試合を止めていれば抑える側もスタミナを消費しなかったかもしれません。
②誤審があったときから待てがかかるまでも考慮すべき
審判はパソコンで確認が必要なシーンをその場で確認できます。
抑え込みに関してになりますが、パソコンで確認すれば誤審から待てがかかるまでの時間を見ることが出来るので、その時間もポイントに考慮すべきだと思いました。
私の考察
審判は、ほぼボランティアでやっていると聞いています。
そんな状態で、降格や資格停止という罰則を与えるとなると審判を断る人が増えてしまい大会が成り立たなくなるのではないかと思いました。
どちらかというと、誤審を未然に防ぐための仕組みや誤審があった時の対応をどうするかを決めた方が審判側にネガティブな印象を与えないと思います。
私が思いつくのは、
・審判講習会を増やす
・ルール変更があったら講習会 及び 書面で審判ライセンス保持者の認識を合わせる
・誤審から待てまでの時間もポイントとして考慮する
といったところですが…
何にせよ、選手だけではなく審判も気持ちよく大会が進められるような規定ができることを期待します。