マッチレポート

全日本ジュニア 100kg超は高校2年生の斉藤選手が優勝!

2018/9/8~9に、埼玉県立武道館にて全日本ジュニア柔道体重別選手権大会が開催されました。

まずは、ハイライトをご覧ください!

全日本ジュニア 2018 ハイライト Highlights 柔道 JUDO




早朝から長蛇の列が…

事前にウェブサイトを確認すると、9:30開会とだけ書かれており、何時に開場するかの情報がありませんでした…

おそらく、開場は9:00くらいだろうと予想して、1時間前に埼玉県立武道館に到着しましたが、すでに長蛇の列ができていました。

最前列の席が確保できるか不安でしたが、初日は何とか最前列を確保!
しかし2日目は、初日よりも多くの人が並んでいたため、最前列どころか、席に座れるかも怪しい状態でしたが、なんとか一番上から2番目の席を確保!

開会の9:30には、観客席が立ち見の人でいっぱいになっていました。




大会初日は60kgに注目!

大会初日は、女子44kg~57kg、男子55kg~73kgの階級の試合が行われました。
今回撮影した試合の動画は、以下のページにまとめていますので、是非ご覧ください!

https://worldjudo.net/2018/09/19/201809_jr_top/

その中で、男子B強化に指定されている古賀玄暉選手(日体大)と市川龍之介選手(東海大)の二人がエントリーしている60kgに注目して試合を観戦しました。

古賀選手は優勝しましたが、市川選手は残念ながら1回戦敗退となりました。

また、高校選手権とインターハイで優勝し、最近結果を出している近藤隼斗選手(佐賀工)にも注目していましたが、3回戦で敗退した後、敗者復活戦で勝ち上がり見事3位に入賞されていました。
結果は3位でしたが、技の豪快さは一番光っていたと思いますので、今後シニアの大会でどこまで通用するか楽しみです。

66kgでも高校生の活躍が目立っており、優勝は大学生の相田勇司選手(國學院大)でしたが、2位以下は高校生が占めておりました。
2位はインターハイで優勝した桂嵐斗選手(長崎日大)、3位は高校選手権2連覇している西願寺哲平選手(埼玉栄)と若狭智也選手(鶴来)でした。




大会2日目は90kgと100kg超に注目!

大会2日目は、女子63kg~78kg超、男子81kg~100kg超の階級の試合が行われました。今回撮影した試合の動画は、以下のページにまとめていますので、是非ご覧ください!

https://worldjudo.net/2018/09/13/201809_jr_top/

90kgには、男子B強化に指定されている増山香補選手(明治大)と、インターハイ2連覇している村尾三四郎選手(桐蔭)が出場されており、優勝増山選手準優勝村尾選手という結果になりました。

村尾選手は高校柔道界では圧倒的な強さを誇っていたので、もしかしたら優勝できるかと思っていましたが、シニアの壁はまだ少し厚かったようです。
東京オリンピックまでに、どこまで力をつけられるか注目です。

また、話は逸れますが、試合前のウォーミングアップを見ていると、桐蔭学園の監督である高松先生が自ら柔道着を着て、選手の打ち込みや投げ込みを受けておられました。

今まで試合会場で監督自ら選手のウォーミングアップに付き合っている方を見かけたことがなかったので、とても新鮮で素晴らしく思いました。

観客席でも監督と選手が横に座って一緒にOBの応援をしているのを見かけましたので、桐蔭学園は良い意味で監督と選手の距離が近いように感じました。

昨今、スポーツ業界はアメフト、ボクシング、体操と良いニュースが流れてきておりませんので、柔道だけでなくスポーツ業界全体で、監督と選手で良い関係が築ける環境になることを願っています。

だいぶ話が逸れてしましたが、次は100kg超です。
100kg超では、斉藤立選手(国士舘高)と中野寛太選手(天理高)に注目していました。

決勝戦はなんと斉藤選手と中野選手の高校生同士の対戦となり、斉藤選手が内股で技ありをとり優勢勝ちを収めました。
決勝戦の動画を載せておきます。

全日本ジュニア 2018 100kg超決勝 斉藤vs中野 柔道 JUDO

 

斉藤選手は今年のインターハイで優勝しており、中野選手は昨年のインターハイと今年の高校選手権で優勝しており、実績十分な二人。
本大会でも大学生に勝利しており、シニアでもすぐに通用する選手達だと思います。

この斉藤選手中野選手ですが、今年に入って5度目の対戦となり、斉藤選手が4勝1敗と勝ち越していますので、斉藤選手の方が一歩リードしているような状況です。




総評

本大会では高校生の活躍が目立っておりました。
この選手たちが東京オリンピックを迎えるときは20才前後になりますので、ちょうど選手として活躍できる時期となります。
この中から何人か東京オリンピック代表に選ばれるんじゃないでしょうか?
…と期待できる試合でした!




 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。