柔道グランドスラム大阪が、2019年11月22〜24日に大阪の丸善インテックアリーナ大阪で開催されました。
柔道グランドスラム大阪はIJF主催の国際大会で、日本人選手は各階級4名出場できます。
2017年までは東京の代々木で開催されていましたが、東京オリンピックに向けての工事のため2018年、2019年は大阪で開催されることとなりました。
昨年は試合会場で選手たちがウォーミングアップをしていたのですが、今年はほとんど姿を見ることができなかったので残念でした。
余談ですが、昨年は観客の入りが少なく、最終日は会場の片側が封鎖されてしまうような状況でしたが、今年は全席開放されていたので、昨年よりも観客が集まったようです。
ハイライトをご覧ください！
男子ハイライト①：-60kg〜-73kg
男子ハイライト②：-81kg〜+100kg
女子ハイライト
試合結果
男子
-60kg
1位：N.TAKATO(JPN)
2位：R.NAGAYAMA(JPN)
3位：W.KIM(KOR)
3位：Y.YANG(TPE)
-66kg
1位：H.ABE(JPN)
2位：J.MARUYAMA(JPN)
3位：Y.AIDA(JPN)
3位：Y.NISHIYAMA(JPN)
-73kg
1位：M.EBINUMA(JPN)
2位：S.HASHIMOTO(JPN)
3位：O.GANBAATAR(MGL)
3位：S.MAKHMADBEKOV(TJK)
-81kg
1位：T.NAGASE(JPN)
2位：S.FUJIWARA(JPN)
3位：T.TEPKAEV(RUS)
3位：F.DE WIT(NED)
-90kg
1位：B.GVINIASHVILI(GEO)
2位：D.BOBONOV(UZB)
3位：S.MUKAI(JPN)
3位：D.GWAK(KOR)
-100kg
1位：R.HAGA(JPN)
2位：E.GASIMOV(AZE)
3位：K.IIDA(JPN)
3位：A.WOLF(JPN)
+100kg
1位：L.TASOEV(RUS)
2位：H.OTA(JPN)
3位：K.KAGEURA(JPN)
3位：A.YUSUPOV(UZB)
女子
-48kg
1位：F.TONAKI(JPN)
2位：J.FIGUEROA(ESP)
3位：N.TSUNODA(JPN)
3位：W.KOGA(JPN)
-52kg
1位：A.BUCHARD(FRA)
2位：U.ABE(JPN)
3位：A.SHISHIME(JPN)
3位：C.MAEDA(JPN)
-57kg
1位：M.TAMAOKI(JPN)
2位：C.LIEN(TPE)
3位：S.DORJSUREN(MGL)
3位：J.KLIMKAIT(CAN)
-63kg
1位：M.DOI(JPN)
2位：N.KOTA(JPN)
3位：N.NABEKURA(JPN)
3位：M.TASHIRO(JPN)
-70kg
1位：Y.ONO(JPN)
2位：K.POLLING(NED)
3位：C.ARAI(JPN)
3位：G.SCOCCIMARRO(GER)
-78kg
1位：M.UMEKI(JPN)
2位：S.HAMADA(JPN)
3位：M.IZUMI(JPN)
3位：F.POSVITE(FRA)
+78kg
1位：A.SONE(JPN)
2位：I.ORTIZ(CUB)
3位：S.ASAHINA(JPN)
3位：B.SOUZA(BRA)
注目の対戦は？
-60kg 決勝戦：R.NAGAYAMA(JPN) vs N.TAKATO(JPN)
-60kgの決勝戦は永山選手と髙藤選手の対戦となりました。
日本の-60kg級のトップを走っている二人です。
東京オリンピックの代表枠は、この二人で争っている状況です。
試合はGSまでもつれ込み、指導2で永山選手が優勢だったのですが、最後は髙藤選手が小内刈で技ありをとり勝利しました。
8月の世界選手権では永山選手が髙藤選手から一本をとって勝利しているので、東京オリンピックの代表争いは、まだまだどうなるか分かりません。
4月の選抜体重別が楽しみです。
-66kg 決勝戦：J.MARUYAMA(JPN) vs H.ABE(JPN)
-66kgの決勝戦は丸山選手と阿部選手の対戦となりました。
-66kg級も、この二人で東京オリンピックの代表を争っている状況です。
丸山選手は昨年のグランドスラム大阪から8月の世界選手権まで阿部選手と対戦し３戦3勝でしたので、今回のグランドスラム大阪は、優勝すれば東京オリンピックの代表が濃厚になる大事な試合でした。
決勝戦はGSにもつれ込み、阿部選手が支釣込足で技ありをとって勝利しました。
今回、阿部選手が優勝したことで、-66kg級も東京オリンピックの代表争いがどうなるか分からなくなりました。
総評
リオデジャネイロオリンピック銅メダリスト二人が優勝！
リオデジャネイロオリンピック銅メダリストの永瀬選手(-81kg)と羽賀選手(-100kg)が優勝しました。
この二人はリオデジャネイロオリンピック以降、結果があまり出ていませんでしたが、東京オリンピックの代表争いに合わせて、調子を上げてくるあたり流石一流の選手だと思いました。
東京オリンピック代表の内定者が出ました！
+78kgの素根選手が世界選手権と今大会のグランドスラム大阪で優勝し、強化委員会に認められたため、東京オリンピックの代表に内定しました。
東京オリンピックまで十分な準備期間ができたので、東京オリンピックでは良い結果が出ることを楽しみにしています。
表彰式では日本の国旗が４つ！
日本人選手は各階級４名出場できるので、そもそも多い気がするのですが、-66kgと-63kgの入賞者は全員日本人でした。
表彰式では日本の国旗が４つ並んでいましたね。
