2019/6/22~23に、日本武道館にて全日本学生柔道優勝大会が開催されました。
全日本学生柔道優勝大会は、男子7人制、女子5人制、3人制で行われる大学日本一を決める団体戦です。
男子7人制と女子3人制は無差別級で、女子5人制は先鋒、次鋒が57kg以下、中堅、副将が70kg以下、大将は無差別級となっています。
まずは、ハイライトをご覧ください!
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女子3人制は明治国際医療大が初優勝!
決勝戦は、東京女子体育大と明治国際医療大の対戦となり、明治国際医療大が初優勝しました。
決勝戦
東京女子体育大 0-2 明治国際医療大
岩永 ふくみ △-△ 西村 美穂
高橋 純奈 ×-〇 足達 実佳
冨田 杏樹 ×-〇 林 美七海
明治国際医療大は2017年から柔道部の強化を始めたのにも関わらず、昨年は準優勝、今年は優勝と非常に速いペースで強くなっていると思います。
個人的に、来年は5人制に出場してもらい、どこまで勝ち上がれるか見てみたいですね。
また、早稲田大の4連覇を阻止し、初めて決勝戦の舞台にあがった東京女子体育大も力をつけてきているように思えました。
女子5人制は東海大が優勝!
決勝戦は、山梨学院大と東海大の対戦となり、東海大が山梨学院大の6連覇を阻止し、12年ぶりに優勝しました。
決勝戦
山梨学院大 0-3 東海大
渕田 萌生 ×-〇 富沢 佳奈
金 知秀 ×-〇 竹内 鈴
瀬戸口 栞南 △-△ ロドリゲス エルビスマ
多田 純菜 ×-〇 立川 桃
髙橋 瑠璃 △-△ 児玉 ひかる
東海大は準決勝戦で環太平洋大と対戦しており、個人的には環太平洋大が決勝戦に進むように思っていたのですが、私の予想を覆し、1-0で東海大が勝利しました。
ここで勢いに乗った東海大が、その勢いのまま優勝まで走り切った印象でした。
準決勝戦
東海大 1-0 環太平洋大
富沢 佳奈 △-△ 古賀 ひより
竹内 鈴 〇-× 白石 稚葉
ロドリゲス エルビスマ △-△ 田中 志歩
立川 桃 △-△ 嘉重 春樺
児玉 ひかる △-△ 秋場 麻優
準決勝戦、決勝戦共に、東海大の竹内選手の活躍が目立っていましたね!
男子7人制は東海大が優勝!
決勝戦は、昨年と同じ顔合わせで東海大と筑波大の対戦となり、3-1で東海大が優勝しました。
決勝戦
東海大 3-1 筑波大
立川 新 △-△ 佐々木 卓摩
清水 拓実 ×-〇 田嶋 剛希
村尾 三四郎 △-△ 石川 竜多
星野 太駆 △-△ 横内 晋介
松村 颯祐 〇-× 上野 翔平
太田 彪雅 〇-× 千野根 有我
後藤 龍真 〇-× 関根 聖隆
昨年は、決着がつかず代表戦となり、筑波大がジャンケンで代表を決めて少し話題になりましたね…笑
今年は、3-1と結果だけ見ると大きく差があるように見えますが、内容としてはそこまで差はなかったと思います。
私の想像ですが、東海大は松村選手と太田選手のいる後半で勝負、筑波大は田嶋選手のいる前半で勝負をかけたかったと思います。
筑波大としては、松村選手と引き分けることが出来れば、もう少し勝負できたように思えます。
実際、松村選手と上野選手の対戦は、ラスト10秒で上野選手の反則負けとなっており、あと数秒耐えていれば、試合の流れは変わっていたかもしれませんね。
ただ、きっちり仕事をする松村選手は、流石、東海大のレギュラーだと思えました。
筑波大に田嶋選手以外でポイントをとってきてくれる選手がいれば、もしかしたら結果は逆になっていたかもしれませんね。
全体的に東海大と筑波大の活躍が目立っていましたね。
国士舘大は東京予選で優勝していたので楽しみにしていたのですが、残念ながら少し元気がない印象を受けました。
国士舘大は準決勝戦で筑波大に1-0で負けています。
試合結果
男子
1位:東海大
2位:筑波大
3位:日本体育大
3位:国士舘大
女子3人制
1位:明治国際医療大
2位:東京女子体育大
3位:早稲田大
3位:創価大
女子5人制
1位:東海大
2位:山梨学院大
3位:国士舘大
3位:環太平洋大
総評
2019年の全日本学生柔道優勝大会は東海大のアベック優勝で終わりました。
東海大のアベック優勝は、2004年以来ですので15年ぶりですね。
おめでとうございます!
今大会で一番目立っていたのは、筑波大の田嶋選手でした。
準決勝戦では飯田選手から一本をとり、決勝戦では体重差60kgある150kgの清水選手からも一本をとっています。
田嶋選手の柔道は豪快で見ていて非常にワクワクします。
今後の活躍に期待しています。
準決勝戦の動画も貼っておきます。
田嶋選手と飯田選手は、国際大会でも活躍する日本のトップ選手ですので、この二人の対戦は必見です。